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DDD簡易データベース・ファイル2「メイン登場人物」
石杖在処:迦遼海江:貫井未早:戸馬的:霧栖:石杖火鉈
★アリカ(石杖所在いしづえ・ありか)
男性。二年前に左腕を失う、この時点で大学生入学直後。一年半のリハビリを経て退院、大学には復学していない様子。
以前からなのか左腕を食われてからなのか判らないが、白髪で赤い眼。
悪魔払い時に眼の色を指摘される描写があるが、さらに変色しているのか単に赤い眼に気が付いてのものかは不明。
左腕を失ってから「脅威」を感じなくなる。恐怖は感じられるが怖い物知らずの行動がとれる。
警戒心が薄まっているので動物に好かれる。しかし怖いものは怖い。
事件の後遺症として昼間の記憶「午前九時頃から日没まで」を毎日失うようになった。
昼の記憶を書き留めるメモを持ち歩くが、嫌なことはページを破り捨てたり携帯電話の履歴を消去したりして、自発的に記憶から消去するという行動を取る。それでも場合によってはなんとなく憶えていることもあるようだ。本人は大事なことは夜にすませればいいことだ。と軽く考えている様子。
普通の義手をつけると亡くした右腕が痛み、あらゆる義手を拒絶する。つけると悪感に襲われ気絶することも。
カイエ曰く「肉体として左腕を失っても、概念としては左腕をまだ持ち得ている」
カイエからもらう給料が生活費の八割であるらしい。残り二割は不明。障害者給付金かもしれないし、戸馬的にもらうお駄賃かもしれない。
朝夕出向いて義肢の着脱だけして月二十万。朝は十時までに行けばよく、夜は日没直前くらいまでのようだ。
座右の銘は「出来るだけ楽して生きたい」
一つの物を二つに分けることが不自然に感じられて気色悪いらしい。
★カイエ(迦遼海江かりょう・かいえ)
悪魔憑きとは違う本物の悪魔?
男性。年齢十四か十五? 絹のような長い黒髪で男なら誰でも参ってしまう可憐な顔立ち、黒い瞳は少々色が薄い。
四肢が全て義肢、装着すれば自在に動く不思議な義肢をいくつも所持しているが、性能と着け心地は別であり、どんな義手義足も合わない。普段はベッドで横になっている。調子がよければ二つくらい義肢を着けてベッドに腰掛ける。
トイレに行きたくなると両足の義肢をつけて自分で行く。しかし体を拭いてもらうときは両手両足が無い状態で無抵抗だとか。
ベッドの天蓋の影で三日月みたいにケタケタ笑う。
裕福な家の生まれで死ぬまで衣食住には困らない。一度着た服は二度と着ることは無いらしい。
義肢にはそれぞれ名前がある、憎悪(盲目の黒い犬?)、悲哀(天井水槽のサメ? 魚?)、歓喜(貸し出し中? の腕)カイエの感情で出来ているとか。
戸馬的が来ると喜ぶ、いじめがいがあるとか。
「悪魔憑きで困ったら、町外れの森に住む地下室の悪魔に悪魔祓いをお願いに行く」みたいな噂があるとかないとか。
カイエにとって「悪魔憑き」つまりA異常症患者は偽物の悪魔である。
★ツラヌイ(貫井未早つらぬい・みはや)
女性。アリカの一つ年下で19歳大学生、見た目まだ高校生、愛称ツラヌイ。アリカの後輩で高校からの腐れ縁。
明朗快活で裏表のない性格、嘘もつけない不器用者。マキシマム善人。
酒に強い。発言から行動実行まで数秒かからないモンスター。吐くと言ったら三秒後には無惨な光景が待っているとか。
アリカに対してしょちゅう「あたしと付き合ってくださいっ!」と言ってるようだがふられ続けている。アリカの冷血漢なところに弱いらしい。
一分程度の沈黙に耐えられない。
携帯電話を年に四回以上も買い換えた。ネット廃人?
怪談話はダメだがスプラッタは平気、ニワトリを鼻歌まじりで解体できる。
流行り物が嫌いなのかもしれない「信念のない娯楽は堕落」だとか。
住んでるアパートはアリカのマンションとは工場地帯を挟んで正反対にある端っこ。元はパン工場の女子寮で今も男子禁制。家賃が安い。大学が近い。
寮には十年物の中古のバン、ボックスカーがある。後部座席は外されカーテンが掛けられ、あちこちにステッカーが貼られている。寮の倉庫になっているが、アリカの要請で張り込みの基地として持ち出された。
★マトさん(戸馬的とうま・まと)
女性。二十代後半、美人、黒スーツ、石杖在処の監察官。
アゴニスト異常症、通称悪魔憑きの保護を目的とした保安組織の監察官が本職。通称「霊柩課」
公安特務のエリート、警察署では警部補扱い。お巡りさんをアゴで使える。
二丁拳銃のスーパーガンファイター。ショットガンや格闘もこなす。DDD最強の健常者でしょう、つうか悪魔憑きより強い。
「悪魔憑きが嫌い」と口にするものの、仕事なので殺さずに捕まえる。
しかし死んでさえいなければ後はどうでもいいのかもしれない。
オリガ病院では患者の治療、あるいは検査にも直接当たっている。チェーンソーとか使うらしい。
拳銃が大好き、夢はシューティングレンジのある長官室。
アリカを介してカイエに悪魔憑きが起こした事件についての意見を求めることがある。鑑識資料は渡すが自分でカイエの地下室には行きたがらない。いじめられるらしい。部屋の空気に耐えられないとか。
アリカにエサ代という名のお駄賃をあげている可能性があるが、これは政府からのA異常症患者への給付金を指しているのかも、基本的にボランティアでアリカに自分の手伝いをさせているもよう。
毎日記憶を失う後遺症を持つアリカを、彼女なりに心配している風にも感じられる。
アリカ的に「マトさん」「トマトちゃん」「鬼トマト」などの愛称があるが、アリカは怖くて後ろ二つは口にしない。
愛車らしきは真っ赤なボルボS40シリーズ
★キリス(霧栖きりす)
男性。アリカとツラヌイの友人? 学生? 悪魔憑き(詐称)のお嬢さんの県外移動を護衛したりしてる、果たしてこの人一般人?
★カナタ(石杖火鉈いしづえ・かなた)
アリカの実の妹。二年前にA異常症を発症し、ウェディングドレスを着込んでアリカの左腕を食った。ドレスは血に染まって黒くなり、顎は砕けていたとか。当時一四歳。
肉体強化型症状で、二年で二十歳に見える外見に成長。オリガ病院D棟の化け物の一体。
外見、性格ともに一般女性のように思えるが、その強さはビデオを見たアリカ曰く「銀河ランカー」サンドバッグをパンチキックで下げた鎖が千切れるほどにぶっ飛ばす。
ただし運動機能は超人レベルだが、肉体強度は人間のまま。つまり普通に怪我したり傷付いたり。
しかし頭部や急所を破壊されなければ死なないようだ。
以前はアリカを「お兄ちゃん」と呼んでいたが、A異常症発症時に戸馬的と戦闘になり最後はアリカに金属バットで頭部を強打されてトドメを喰らったせいか「兄貴」「バカ兄貴」と言うようになった。
D棟奥の体育館のような場所でひたすら体を鍛えている。道具を使うと格段に弱くなる不器用者。
彼女の退院をアリカは非常に恐れている。
文面から推測するに兄には大事にされてはいたがそれは情が通うようなものではなかったのかも?
念のために宣言します。上の情報は、講談社BOX「DDD1」(Decoration,Disorder,Disconnection1)奈須きのこ著。の内容を管理人が好き勝手にまとめたものであり、間違っても現実の病気や事件とは関係のないものであります。また原作を正確に読み解けておらず間違えている可能性も大いにあります。