トップ Profile オリジナル小説 二次創作トップ 頂き物・絵 頂き物・Text 掲示板 メール リンク ぶろぐ日記
カーニバル・ファンタズム記念、Fate系:チキチキFate猛レース?!

 聖杯戦争。
 それは万能の願望機『聖杯』を巡る魔術師たちの血塗られた戦い。
 剣兵(セイバー)弓兵(アーチャー)槍兵(ランサー)騎乗兵(ライダー)魔術師(キャスター)暗殺者(アサシン)狂戦士(バーサーカー)
 七人のサーヴァントとそれを使役するマスター達は、最後の一人になるまで戦い続けなければならない。
 今また、聖杯を巡って熾烈な戦いが行われんとしていた。

────大激突! 第五次・チキチキ聖杯SENSOUグランプリ────

「「みなさんこんにちはーっ、聖杯グランプリ。司会のイリヤスフィール・フォン・アインツベルンでぇーす」」
「「言峰綺礼です」」
 冬木市、国道沿いに設置されたレース会場スタート地点。観覧席に設置されたスタジオ席に、雪の妖精を思わせる銀髪の少女イリヤスフィールが笑顔で座る。
 教会の修道服な言峰綺礼も席に付き、ヘッドセットを付けている。
「スポンサーは私の実家、アインツベルンと」
「冬木市の復興と発展を願うキンググループでお送り致します」
 イリヤと綺礼はそろってペコリと頭を下げた。
 綺礼はヘッドセットの位置を調整する。
「冬木市新都をスタートし国道を南下、市の南東にある雑木林の林道をぬって走り、深山町中央交差点を抜けて新都に戻りゴールする。冬木市一周のコースです」
「はいはーい。実況はヘリコプターで追跡いたします。オーバー」
 イリヤが空を指さすと、ローター(回転翼)音を響かせヘリが飛んでいる。冬木上空に食い込むように侵入し、機体を傾け旋回する。
「「こちら上空のヘリコプター、実況は冬木の虎こと藤村大河ですっ。ガォウ」」
 うおおぉぉおおぉぉおおおぉお。
 観客が盛上がり、その視線がスタート地点の選手たちに注がれる。
 赤い服を着た男女がおり、銀の鎧を着込んだ外国人の少女がいる。長袖シャツとジーンズの少年がおり、カーディガンを来た少女もいれば、足まで届く長い髪の美女は身体のラインがはっきり分かるボディスーツだ。
 レーシング仕様なのか青いスーツの男がおり、ビジネススーツの女性が近くに佇む。
 キャリアウーマン風の美女のそばには痩せた男が立っており、後ろにいるのは羽織袴の侍だ。
 黒いボロのマントを羽織り、白いドクロの仮面を帽子のようにかぶる少女もいれば、岩のような大男が半裸で筋肉質の巨体を晒している。
 赤い服の少女、遠坂凛がムスッとした顔で悪態をついている。モニタとマイクがおいてあり、綺礼とイリヤが映っていた。
「ルール変更ってどういうことよ。おまけにレース? 車は何処よ?!」
「まあまあ遠坂」
 なだめたのは衛宮士郎だ。しかしそんな彼にセイバーが食ってかかる。
「シロウ、誉ある騎士の戦いをこのような見世物にするなどどういうことですか」
「殺し合うよりいいじゃないか、セイバー」
 衛宮士郎の物言いに、セイバーは「それはそうですが」と言い淀む。
 モニタの向こうで綺礼が言った。
「だって街とか壊すと危ないじゃん」
 彼は顔を背けている。イリヤもです。
「何を今更」
 凛の言葉に綺礼が振り向く。言峰綺礼はうつむいた。
「正直、事後処理が面倒くさい。学校全員、生徒も教師も衰弱なんて、どうやって揉み消せばいいのか判らない」
 彼はシクシクと泣き出した。
「綺礼アンタ、中年オヤジの泣き言じゃないいんだから」
「なによリン、スポンサーも大変なんだから」
 イリヤスフィールが割り込んだ。
「経費は最後にアインツベルンが払うのよ。前回の第四次は戦闘機が落ちたのを弁償したから大赤字だって、お祖父様はカンカンなんだから。監督役の役立たず!」
 イリヤが綺礼を怒っている。
「F15戦闘機のJ(日本仕様機)は一機百億円はくだらない。それが前回二機堕ちた。そんな大金、教会と協会でも払い切れない」
「結局金かい」
「そこでだ凛、今回は我等キンググループから工作金を払うことになっている。頼むから物を壊さないでくれ。お願いだから」
「綺礼、お願いだから情けない顔でこっち見ないで。ところで薫は何処よ?」
「ここですヨ、凛」
 後ろからした声に振り向くと、ドクロの仮面を頭にかぶった薫が黒いマントをひるがえす。アサシンか、お前は。
「薫、その格好は何よ。って、後ろ! 後ろ!」
 岩のような筋肉の塊、2.5メートルはある巨体が無言で肩をいからせている。しかし薫は涼しい顔だ。
「あ、私、今回はアインツベルン枠で出ますかラ。よろしくねバーサーカー」
「えぇえ?! ちょっとそれどういうことよ! 薫? イリヤスフィール!」
 凛がモニタにかじりつく。
「だってイリヤにやらせたら、バーサーカーが暴れて大損害間違いないシ」
「だってお祖父様が、お前はおとなしく景品になりなさいって言うんだもん」
 自分の隣とモニタの中で、薫とイリヤが顔を背けた。それでいいのか貴女達。
「百億なんて損害出たら、会社が潰れちゃいますよ。凛、あなた払ってくれますカ?!」
「ごめん、無理」
 今度は凛が顔を背けた。
 気を取り直してコースを見やる。そういえば、車は結局どうするの?
「クジを引いてください」
 色ムラのある銀髪の少女が箱を手にして現れた。少々虚ろなはちみつ色の瞳がこちらを見ている。
 クジを引く。
 凛&アーチャー。ピンクキャデラック。燃費の悪そうなアメ車となった。
「正々堂々、頑張ります(どんな手を使ってでも勝つわよ)」
「了解だ(いつもどおりということだな)」
 士郎&セイバー。らいおん号。遊園地にあるようなコインで動く動物カーだ。
「シロウ、お金がありません」
「金入れないと走らないのかコレ」
 桜&ライダー。白馬。鞍にまたがりハイドードー。ライダーは喜色満面である。
「私でいいんですか。兄さん? 兄さんは何処?!」
「心配要りませんサクラ。私の騎乗スキルはA+、いきますよペガサス号」
 バゼット&ランサー。ドラッグレース・カー。ランサーがはしゃいでいる。
「これは一番早そうですね。勝ったも同然です」
「すげぇじゃねえか。最高だぜ、俺のゲイボル・カー」
 ラベンダー色のスーツの美人がクジを引く。
 彼女はキンググループ・ギリシャ支部のメディアナ・コルキッサ女史。見守っている日本人男性と結婚の予定であるらしいが、参加するのは侍風の男とだ。
「クラシック・カーですって、頑張りますね宗一郎様。いくわよ佐々木」
「あいにく学がなくてな、車の運転など判らぬよ」
 メディアナ&佐々木小次郎。ロールスロイス。
 車が用意される中、しかし薫とバーサーカーはクジ引きをしていない。
「薫、あなたどうするの」
 凛の問いにドクロマスクを被った黒い薫はニコリと笑う。指を弾いてぱちんと鳴らす。
 バーサーカーが膝を抱く。筋肉が硬化し装甲へと変化する。割ってタイヤが4つ出る。髪をかき分け操縦席が現れる。口が開かれ歯列を上下に固定、すると中から砲身が突き出した。
「トランスフォーム! バー・サー・CAR!!!」
 バーサーカーは自走砲戦闘車両『バーサーCAR』に変形した。
「もう一回やってみなさいよ!!!」
 凛が騒ぐも、血色の悪い薫は涼しげだ。
「なんですか凛、バーサーCARは公式設定なんですヨ?」
「そんな訳ないでしょう。それと公式とかって言い方やめなさい」
 馬耳東風。言うことなんか聞きゃしない。薫?&バーサーカー。バーサーCARで参戦。

「「さーっ、各車グリットに並びました。スタート間近です!」」
 ヘリが上空にスタンバイして追跡の準備完了。虎のテンションも急上昇。そこに解説席のイリヤからアナウンスが入る。
「ここでサプライズです。市街地を抜けた所で限定解除、障害車が参加します。ルーレットで決定されるイントルーダーにご期待ください」
 大型ビジョンにルーレットが表示され『ZEROアーチャー』『ZEROランサー』『ZEROライダー』『メローラ姫』『インベーダー』と書いてある。
「あれはどういう意味でしょうか」
 セイバーが訝しむ。斜め前のキャデラックのシートに座り、遠坂凛が眉をひそめる。
「メローラ姫ってアーサー王の娘よね。アーサー王伝説じゃなくて、アイルランド騎士物語に分類される二次創作的人物だけど。性別を偽った男装騎士で聖杯と同じ力を持つロンギヌスの槍を求めた。……だったかしら」
 考えこもうとした遠坂凛だが、そんな時間は与えられない。実況の藤村大河のアナウンスが鳴り響く。
「各車グリットに出揃いました。ではスタートです。3,2,1,GO!」
 ぶーん。
 ブザーでチャイムな音と共に、各車一斉に飛び出した。
 しかし一台が動かない。メディアナ&佐々木のロールスロイスだ。
「宗一郎、貴男を置いてレースなんてできない。私、本当は弱い女んです!」
「おーっと、ギリシャから来た新婚間際、メディアナ・コルキッサ選手、飛び降りました。走って飛び込んだのは穂村原学園教師・葛木宗一郎の胸の中だぁぁああ!! ちくしょー、アタシも結婚したいぞー!!! 取り残された佐々木選手、運転できないもよう。スタート地点から動けず、リタイヤです」
 車の助手席で、佐々木小次郎は皮肉な笑みを浮かべて肩をすくめた。
 その時既に、他車をぶっちぎるマシンが存在した。
「最高だぜ俺のゲイボルカー、この加速しびれるぜ」
「楽勝ですね。シートベルトもプロ仕様、安全面も完璧です」
 ランサーもバゼットもギチギチにシートベルトで身体を固定している。ドラッグマシンはハイパワー。他車を一気に引き離し、国道を突き抜け山道入り口のコーナーに差し掛かる。
 後方に離された遠坂凛は、アーチャーに囁いた。
「ねぇ、知ってる? ドラッグマシンはね、曲がれないのよ」

────ちゅどーん。

 コーナーを曲がりきれず、ドラッグマシンはクッション帯に突っ込んだ。マシンは中央で二つに折れる。火を吹き炎上、爆発した。
「ランサーが死んだ?!」
「くそぅ、俺はまた救えなかった?!」
 キャデラックがターンし、らいおん号がドリフトする。
「サクラ、目と口を閉じてください。舌を噛まないように気を付けて」
「バゼットさん、ごめんよ。ウチはこういうサイトなんダ」
 白馬が駆け抜け、自走砲車両が土砂を蹴散らし過ぎて行く。
 左右にくねる二車線の山道を、各車が加速し駆けて行く。
 ピンクキャデラックは車重があるが、パワーもあってそれなりに安定している。
 らいおん号は小回りを生かしてコーナーを丁寧に突いていく。
 白馬はなんと道路を無視し、チェックポイントを狙って森の中を疾走し始めた。
 そしてバーサーCARは停止した。
「バーサー砲で狙い打ちまス。ふぁいやー!!!」
 口から突き出た大砲が火を吹いた。火線は飛んで着弾する。
「「うわーっ」」
 ライオン号が転倒し、士郎とセイバーは藪の中に突っ込んだ。
「速度がないなら、大砲を撃てばいいじゃなイ。撃て、バーサー砲!」
 がおーん。と車体が吠えて砲弾が飛んでいく。狙われたキャデラックは避けるが激しく揺れる。
「ちょっと薫、何すんのよ?!」
 振り向くと、言峰薫は髑髏の仮面で顔を隠して追いかけて来た。
「本気なのね。アーチャー、迎撃して」
「了解だマスター。君の弟子とて遠慮はしないぞ」
 後部トランク上にアーチャーは立ち上がって弓を引く。矢をつがえ、爆走する狂戦士に狙いを定めたその時、高らかな笑い声が鳴り響いた。
「「「ハハハハハ。我(オレ)の街、我のレースで無粋な真似をするな! 薄汚い偽者が!!!」」」
 峠に設置されたガレージの『ZEROアーチャー』のシャッターが巻き上げられる。そこからバイクが飛び出した。
「おーっとここでイントルーダーが参戦! キンググループ代表取締役会長ギルバート・キング氏です。子供たちから大声援だぁーっ!!!」
 スポーツカジュアルに身を包んだ男は風に金髪をたなびかせ、坂道を駆け下りる。
 跨っているのはサンシャインイエローに塗られ、真鍮のパーツで飾られたバイクの王様。
 スーパー・カブだ。
 カスタムパーツも充実し、パリジェンヌにも似合うカフェレーサー仕様にするのも自由自在。自動遠心クラッチでエンストしない。低速無敵・蕎麦屋の出前に大活躍。世界で認められたベスト・オブ・原付バイク。
 スーパーカブにまたがったその姿、なんという威厳!
 そうです。英雄王は止まらない。
 だがそこに、砲弾が割り込んだ。爆音と共に土砂が大きく巻き上がる。
「貴様、どういう了見だ。この我(オレ)に牙を抜けるか狂犬め」
「王様、時代は下克上なのですよ。お覚悟ヲ」
 金ぴかなスーパーカブ・カフェレーサーカスタムが、筋骨隆々な自走砲と向かい合った。
「ふぁいやー」
「愚か者め。天の鎖(エルキドゥ)」
 鎖に絡まれバーサーCARが傾いた。砲弾はあさってにそれて飛ぶ。
「身の程を、────痴れ!!!」
 多数の光剣が飛び貫き、道路ごと瓦解し谷底へ崩れ落ちた。
「悔いて恥じろ、我に逆らうなど四千六百年は早いわ! ハハハハハ」
 地を蹴りターンし、追撃を開始した。

 その頃、キャデラックは空からの襲撃を受けていた。
「凛、何だあれは?!」
「聞かないで頂戴! コレは一体どういうこと?! 薫のやつヤリやがったわね!!」
『インベーダー』のコンテナから出てきたそれが、風を切り裂き空に舞う。
 チェロを思わせるチタンシルバーの盾の如き上部装甲、機体下部からはドリルが伸びる。左右に炎の翼が大きく広がり、後部の左右に小さな羽が四枚伸びる。
「モビルアーマーか、あんたはっ?!」
 凛の怒声を切り裂いて、モビルアーマ(仮)は高速で飛来する。アーチャーが矢を射るが、ドリルと盾が跳ね返す。宙返りに続く突進をやり過ごすと、黒鍵がミサイルよろしく降り注ぐ。
「あの子、人間辞める気じゃないでしょうね?! こんなの魔術師の戦い方じゃないわよ」
「マスター、悪いが本気で射抜くぞ。────I am the born of my sword(体は剣で出来ている)」
 捻くれた銀の剣を手にとって、弓につがえて引き絞る。
「偽・螺旋剣(カラドボルグ)!!!」
 光刃一閃、電光石火。アーチャーの放った剣の矢は、天を翔る盾を貫いた。
 砕けた盾を放り投げ、人影が分離した。コウモリを思わせるフェイスガードで顔を隠しているのは女。彼女はドリルランスを手にして道路前方に着地する。
 しかし地を蹴り森へと消えた。
「ハハハハハ。カヲルよくやった。後は我(オレ)に任せるがいい」
 金ピカなスーパーカブが追いついた。
「キング会長?! しまった。あの子は足止めね」
 凛はアクセルを踏み込み加速する。しかしスパーカブが振り切れない。キャデラックが作る気流の隙間、スリップストリームを利用し肉薄する。
「我(オレ)のカブをナメるなよ小娘、ダウンヒルの悪魔は我の味方だ!」
「ええい、英雄王。貴様この十年なににハマっていた?!」
「何のことか判らぬな!!!」
 左右にハンドルを振り回し、キャデラックは疾走する。スパーカブはしかし離れず振り切れない。
「ありえないわ」
「愚か者! 我の財は原付であっても至宝であるのが当然だ。このコーナーで抜かせてもらうぞ」
「しまった」
 一瞬遅れたハンドル操作、その隙にスーパーカブが割り込んだ。ピンクキャデラックを金ピカな原付が追い抜いた瞬間だった。
「ハイヤーッ」
「きゃぁぁああ」
 横手の森から白馬が飛び出す。ライダーが手綱を引いて宙に舞い、桜が彼女にしがみ付く。
「「馬ーっ?!」」
 蹄は軽快に地面を叩き、パカラン・パカランとリズムを刻む。呆然とした後者を振り向きもせず、ライダーは得意気に歌い上げる。
「私の騎乗スキルはランクA+。勝ちますよサクラ」
「ライダー?! 前・前・前ーっ!」
 え? 白馬は華麗にガードレールを飛び越えた。
 崖だった。
「「きゃぁぁああ」」
 悲鳴を残し、ライダーチームは脱落した。白馬は天馬ではなかったのです。
 深山町の中央交差点を右折して、冬木大橋に差し掛かる。ここを抜ければゴールは間近、アクセル全開。車体をさらに加速する。
「ハハハハハ。もらったぁ!」
 大威張り絶頂でスーパーカブを加速する英雄王。
「くうぅっ」
 カブが邪魔で前に出れない遠坂凛。くやしいが、彼自身は何ら攻撃を仕掛けてきた訳ではない。アーチャーに射たせることは出来なかった。
「凛、貴様はそれで良い。貴様はカヲルの魔道の師。誇り高くあるのが当然だ。だがこのレースは我(オレ)が貰った!」
「むきぃーっ」
 アーチャーが落ち着けと宥めるが、落ち着いてなどいられない。
 その時、後ろから遊園地で流れるような、ピンポロピンポロという明るい曲が聞こえてきた。
「「うおぉぉおお!!」」
 らいおん号にまたがったセイバー&衛宮士郎が咆哮を上げながら追いついてきたのだ。
「うそ?!」
「バカな?!」
 凛とギルガメッシュが目を剥いた。士郎が叫んだ。
「らいおん号はコインを入れれば入れるだけ早く走るんだ。言峰薫が教えてくれた。郵便局の定期預金を解約してきた。セイバー! 今日から食事はお茶漬けだけだァー!!!」
「うおぉぉぉおおおお!!!」
 セイバーは涙を流して威勢を上げる。この勝負、負けてはいけない。負けられない。
「貴様ァー、フザケ過ぎだ!」
「薫、アンタ何考えてんのよー!」
 ゴール前の直線に、三台のマシンが滑りこむ。
 ピンクキャデラックが、金ピカなスーパーカブが、らいおん号が横に並んだ。
「「「おおぉォおおぉォおォおオ!!!」」」
 瞬間、キャデラックが前に出た。
 刹那、スーパーカブが追い抜いた。
 一瞬、らいおん号がさらに食いつく。
 ゴール・イン! 果たしてその決着は────

 本編に続く(かなりうそ)


あとがき
『バカヤロー(笑)』とか書かれそう(今回はわざとですが)勝者の姿は、貴方の心の中に映るのです。
 カーニバル・ファンタズムがお祭りすぎて、収集がつきません。管理人(私)にはこれで精一杯、はっちゃけるのも限度というものがあるのです。壊れ系との自覚はあるが、守りたい一線があるのですよ、いや、本当に。
 おまけ要素? として色々先行してネタを混ぜてみました。不確定です。
2012.1/17th
トップ Profile オリジナル小説 二次創作トップ 頂き物・絵 頂き物・Text 掲示板 メール リンク ぶろぐ日記
inserted by FC2 system