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黄金のプチねた#120通信手段

「えええっ?! 鬼太郎さんと連絡とってるんですか!!!」
 高町なのはは身を乗り出し、目を丸くした。
 ここは海鳴市の高町邸、彼女の部屋に人影ふたつ。
 一人は部屋の主の高町なのは。もう一人はお泊りで遊びに来たお姉さん。教会のシスター見習い言峰薫だ。
「はい。何度か手紙をやり取りしています。なのはちゃんはしてないのですか?」
「ええええーっ?!」
 手紙? 妖怪さんに手紙? 住所は? 郵便番号は? 切手はいくらでいいんですか薫さん?!
「なのはちゃん落ち着いて。んー。でもこの町にもあると思うんですけど」
「何がですか」
「妖怪ポスト」

 ──── 不思議な事件に妖怪の気配を感じたならば、ゲゲゲの鬼太郎に手紙を出そう ────

「町外れの神社の裏や、人気の少ない沼の近くなんかにあると思うんですけどって、どうしました?」
 なのはは部屋の隅で膝を抱き、丸くなってブツブツ言っている。
「私ねぇ、この世界はもっとソリッドでサイエンスだと思ってたんだぁ。……本当だよ。会いたいよユーノ君。ユーノ君……」
「あー、気持ちは判らなくもないですが、宛先は『ゲゲゲの森の鬼太郎様』で届くみたいですよ」
 それを聞き、高町なのはは体育座りの姿勢のままで、コテンと横に転がった。


あとがき
 初めは教会の面子で書いたのですが、変えました。
2011.2/28th

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