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黄金のプチねたSP100a.さくらと矢を撃つお姉さん・前編

 一戸建てが立ち並ぶ、夜の新興住宅地を二人の少女が駆け抜ける。
 パーティー会場から抜け出したのか、ピエロな衣装の少女をもう一人がハンディカメラを手にして追いかける。
 先を走る少女のピエロ風コスチュームが、頭の角とスカート裾をピョコピョコ揺らす。グリーン調に仕立てたその服は、あるいはピーターパンか妖精をイメージしているのかも。
 着ている少女は真剣な面持ちでひたすら進む。どういう仕掛けかその横に、黄色いぬいぐるみが浮いていた。
 テディベアより小さくて、白い羽を生やしたそれには尻尾が付いている。どうやらライオンであるらしい。可愛らしいライオンのぬいぐるみは空を飛び、女の子に呼びかけた。
「さくら、気配が強うなってる。間違いない。クロウカードや」
 なぜか関西弁だった。
 さくらと呼ばれた少女は、うんと頷きグッと拳を握り締める。しかし振り向き苦笑した。
「知世ちゃん」
「はい、さくらちゃん。さくらちゃんの勇姿は撮影準備バッチリですわ」
 おほほほほ。と走りながらカメラを覗き続けるお友達、大道寺知世に木之本桜は「あはははは」と乾いた笑いで誤魔化した。
「近いで、気合入れやー」
「うん。ケロちゃんも気をつけて」
「わいを誰やと思っとるや。封印の獣ケルベロスやで。ハッハー!」
 丸っこいぬいぐるみ。ではなくて、クロウカードの守護者「封印の獣」ケルベロスは気を吐いた。
 しかし現時点では真の姿になれず、ぬいぐるみサイズである。
 時刻は8時ちょっと過ぎ。お昼に感じた気配をたぐり、クロウカードを追いかける。目覚めたカードさんが暴れぬうちに、封印して捕まえるのだ。
(早く帰らないと、お父さんとお兄ちゃんにしかられちゃう)
 家を抜け出し、大道寺知世のお手製コスチュームに素早く着替えた木之本桜は、只今小学4年生。
 カードキャプターさくら、今日も出動・頑張ります。

SP100a.さくらと矢を撃つお姉さん

 魔力の気配を追いかけて、さくらと知世、ケルベロスは学校校舎にたどり着く。
 人気の途絶えた夜のそこに光は無く、町中にあって闇が穿った穴のよう。暗く、深く、周囲から切り離された場所だった。
「さくら、杖を」
 ケルベロスの言葉にさくらは頷く。襟元からペンダントを取り出し呪文をかける。
「闇の力を秘めし鍵よ。契約に基づきさくらが命じる。真なる姿をここに示せ。レリーズ!!(封印解除)」
 さくらの足元に太陽と月が描かれた金色の魔法円が展開し、鍵のペンダントは魔力(ちから)を開放。元の姿を取り戻す。
 赤いヘッドの左右に白い羽。ピンクの握り柄はステッキサイズの「封印の杖」に変化した。
「いくよケロちゃん。知世ちゃんは下がってて」
「おう、知世気ぃつけてなー」
「はい。さくらちゃんとケロちゃんもお気をつけて」
 さくらはそろりそろりと身を縮めてゆっくり進む。
 進むのが遅いのは、用心しているからであって夜の学校が怖いからではありません(かなりうそ)
 校舎に近づき、ガラス戸越しに下駄箱なんかを覗き込む。

 ……暗かった。

(はぅ〜)
 十二月も半ばを過ぎて、もう少しでクリスマス。なのに夏の怪談の定番「夜の学校」に来てしまった。
 クロウカードの馬鹿バカばか。カードに宿る精霊さんに、怒りの電波を送っておく。
「さくら」
「ひゃうっ?! ケロちゃん! おどかさないでよ」
「なに怖がってんねん。何もおらへんやないかー」
「ち、違うよ。怖がってなんかないもん。暗くて見えないなって思ってただけだもん」
「ほな先いこかー」
「あああっ、ケロちゃん待ってー」
 とりあえず、外からぐるりと回ることにする。
「何も無いね」
「おかしーなぁ、近くにおるはずなんやけど。隠れてるんかな。ん? さくら、上や!!」
 ケルベロスがくるりと宙を舞う。それを追い、空を切り取る校舎の影をさくらは見上げた。
 屋上の縁に人がいた。
 髪が長い女の人で、着ているのは教会にいるシスターさんの服装だ。星明りで照らされたその人は、大人ではないみたい。
「なんや、子供か」
「どうしようケロちゃん。クロウカードが動き出したらあの人に迷惑かけちゃう」
 慌てたさくらの声を聞いても、ケルベロスはぬいぐるみの小さな目を上に向けたまま。
「ケロ、ちゃん?」
「あかん」
 え? さくらは小さく首をかしげた。
「あかん。あの姉ちゃん、クロウカードに取り憑かれとる」
「えぇぇぇえええー?!」
 その声に反応したのか、尼僧服の少女の手に魔力が集い、水色の弓が現れた。

「ほええええー?!」
 封印の杖から白い翼を広げ、木之本桜はそれにまたがり飛翔した。
 クロウカードの一枚『THE FLY』に宿る精霊の力を杖は引き出し、鳥の速さで空を飛ぶ。
「ほええええー?!」
 空飛ぶさくらのすぐ横を、幾多の矢が駆け抜けた。それはさしずめ雨のように降り注ぎ、しかしさくらは縦横無尽に空を舞って矢を避ける。
「ケロちゃん!」
「このままやとあかんで、何とか近付いてあの姉ちゃんに取り憑いたクロウカードを封印せな」
「でも、きゃーっ!」
 屋上の少女の手がぶれた次の瞬間、まるで機関銃のような連射で十数本の矢が放たれた。それは矢で描かれた鞭のように空中でしなり、渦を巻き、囲い込んでさくらに当たる。
「さくらーっ」
 炸裂した魔力の衝撃で、さくらは体勢を崩して墜落する。落ちる彼女の襟にケルベロスが食い付いて、なんとか持ち上げ地面に降ろす。
「むぎぎぎぎ、さくら! しっかりせいさくら?!」
 ケルベロスが呼びかけるが、木之本桜の意識はおぼろげだ。
 屋上の少女は弓を引く。その顔に表情はなく、虚ろな視線を向けている。引かれた弓に水色の魔力が輝き、一本の矢をセットした。その矢尻が地面に手を着くさくらへと向けられる。
「さくらちゃん!」
 見守っていた知世の声も虚しく、魔法の矢は放たれた。
「 ──── 雷帝招来!!!」
 横殴りに空気を裂いた電撃が、魔法の矢を打ち砕く。
 取り憑かれた魔法の射手が視線を向けたその先に、道教の方術士らしき少年が呪符に剣を当てて構えていた。
「李くん」
「小僧」
 知世とケルベロスの声を無視して彼は校舎へ駆けていき、地を蹴り壁際のひさしを蹴って屋上へとかけ登る。
「りー、くん?」
 さくらは頭を振って立ち上がった。向こうから、知世と新たにもう一人、拳法着の上に中国の法服を羽織った少女が駆けてきた。
「さくらちゃん、大丈夫ですか」
「木之本さん、平気だった? ああもうっ、シャオラーン!」
 拳法着の少女は屋上へ登った少年、シャオラン。李小狼に向かって手をふった。
「メイリンちゃん」
「なあに? 木之本さん、本当に大丈夫?」
 メイリン。李苺鈴は心配そうにさくらを覗き込む。
「大丈夫だよ。ありがとうメイリンちゃん」
 笑顔を見せたさくらの後ろから、ケルベロスが顔を出す。
「小僧に小娘か。しょうこりもなく来よってからに」
「……ぬいぐるみ」
「なんやてぇ?! もういっぺん言ってみぃ!」
「もうケロちゃん、そんなことしてる場合じゃないよ」
「そうよ。ぬいぐるみに構ってる場合じゃないわ。シャオラン?!」
「こぅら小娘ーっ! 誰がぬいぐるみやっちゅうねん!」

 屋上ではシャオランとシスターの少女が睨み合う。
 シャオランは右手に儀礼用の獅子咬剣、左手に八卦鏡を持ち、指に道教の呪符を挟み持つ。
 対する少女はクロウカードの精霊が実体化した弓を構え、つがえた矢を少年に向けている。
 ひゅんと音がし、弓から矢が放たれた。
 シャオランは回りこむよう走り出す。少女は続けて矢を放ち、シャオランを追いかける。
 続けざまに撃ち放たれる矢の数は、百を射るのに三十秒もかからない。水色の魔力が矢と化して、次から次へと放たれる。
「風精招来!」
 呪符に剣を押し当てて、シャオランは風を放った。
 突風は矢を弾き、弓を構えた少女に届く。風に押された少女は逆らわずに後ろに飛んだ。しかしそこに足場はなく、四階屋上の高さから地面に向かって落ちていく。
「しまった?!」
 上からはシャオランが、下からさくらとケロベロス、知世とメイリンが落ちる少女を視線で追った。
「 ──── 『THE WINDY』(ウィンディー)、え?」
 風のカードで助けようと考えたさくらだったが、使う前に弓を持った少女は空中で横方向にダッシュした。
 その先で今度は上へと跳ねて、速度を殺して着地する。さくらは目を丸くした。
「ケロちゃん、今のもクロウカードの力なの?」
「違うで、あれはクロウカードの効果やない。あの姉ちゃんの魔術や」
「魔術?」
「ああ、魔力を吹き出してジャンプするだけ。魔術と言えん頭の悪い使い方やけど、あの姉ちゃん魔力を持っとる」
「ええっ?! じゃあじゃあ、あのお姉さん、魔術師なの?!」
「そうだ!」
 シャオランが降りてきた。
「李くん、あの人のこと知ってるの?」
「香港の実家から連絡があった。この国の霊地、冬木の魔術師。トオサカ門弟コトミネ・カオルだ。時計塔の依頼でクロウカードの調査に来たらしい」
「時計塔やと?! 魔術協会か! まだ子供やないかいっ?!」
 言峰薫さんであるらしいお姉さん。中学生ではなかろうか。
「中等部二年生らしい。気をつけろ、彼女の父親は元聖堂教会。代行者だ」
「代行者ぁ?! 人間兵器やないかっ?! なんでそないな奴が時計塔に鞍替しとんねんっ!」
「知るかそんなこと」
 言い合うケルベロスと李小狼の向こう側で、言峰薫は手に持つ弓をかき消した。
「おお、なんや大人しくするつもりか」
 ふよふよ浮かぶケルベロスが前に出た。すると水色の魔力がほとばしり、言峰薫の拳から左右それぞれ三本の爪のごとき剣が伸びる。
「下がってろ!」
 シャオランが前に出る。薫は両手を振り上げ、──── 振り下ろして剣を投げた。
「なんやてぇぇええ?!」
「ほぇぇぇえええー?!」
 飛び交う剣からさくらとケルベロスは転がるようにして逃げる。見ると言峰薫は次から次に剣を構えて投げている。
「投擲剣? 黒鍵か?! こりゃまた古臭いもん持ち出してきよったな」
「ケロちゃん?」
「ああ、こりゃ教会の武器の一つで「黒鍵」ちゅうやつのイメージやな。投げるように作られた細っい剣でな、達人はこんな風にたくさん投げれるんやで。でもな、クロウが生きとった時分ですでに、使うモンが少ない古い武器や。コラ姉ちゃん! あんた『弓矢』にどないなイメージ持ってんねん!」
 ケルベロスのツッコミが聞こえているのかいないのか、薫さんであるらしいお姉さんは爪のように剣を構えて、シャオランの剣を受け止める。
 絡め捕って押さえ込み、シャオランの首を薙ぐ。かわすと彼女は距離をとり、再び剣を投げつける。
 それを何度か繰り返し、薫は後ろに大きく飛んで、校舎と体育館をつなぐ通路の屋根へと飛び乗った。
 すると弓が出現し、薫は弦を引き絞る。感情のない口元が、小さく呪文をつぶやいた。
「……I am the born of my sword.」
 水色の魔力が収束し、輝く槍を思わせる長さを形取る。
「「「なに?」」」
 薫は再びつぶやいた。
「……カラド・ボルグ」
 ぎゅるりと光は螺旋にねじれ、閃光を伴って放たれた。
「逃げろ!」
 シャオランの叫び声に、さくらとケロベロスは大きく跳んだ。閃光は地面に音もなく深々と突き刺さる。
「なんや、大したことあらへんやないかぁ」
 ハハハとケルベロスが乾いた笑い声を上げたとき。
「……ぶろうくん・ふぁんたずむ」
 刺さったままの魔力の槍が爆発した。

「く、くそぅ」
 李小狼は獅子咬剣を支えに立ち上がる。
 地面が大きくえぐられた。直径三メートルほどのクレーターが出来ている。
 自分は何とか立ちがったが、炸裂した魔力で吹き飛ばされた木之本桜とケルベロスは地面の上に伏せたままだ。
「シャオラン!」
「さくらちゃん!」
 李苺鈴と大道寺知世が走り寄る。
(来るな!)
 心中で叫ぶが力が出ない。うめき声が出るのみで、言葉が声に変えられない。
「シャオラン? 大丈夫なの? シャオラン」
( ──── マズイ!!)
 小狼は歯を食いしばって言峰薫を睨みつけた。
 彼女は渡り廊下の屋根の上で弓矢を構え、冷たい瞳でこちらを見ている。
「さくらちゃん、しっかりして下さい」
 後ろで大道寺の声がする。全員が固まっているこの状態は危険すぎる。まずい・マズイ・不味い!!!
 その時、リンゴの甘酸っぱい匂いが立ち込めた。
 訝しんで顔をあげると、言峰薫の身が黄金の光を放ち、闇の中で仄かに輝いていた。彼女から緩やかな風が吹き、リンゴの匂いは彼女が源のようだった。
 眼を閉じていた彼女がゆっくりと目を開けると、その瞳が紅玉(ルビー)を思わせる真紅の輝きを以て煌めいた。
「なんやこの魔力は?! クロウカードとも、あの姉ちゃんの魔力とも違うで」
 立ち直ったケルベロスが声を上げた。そんなケルベロスに弓矢が向けられる。ケルベロスは丸い小さなぬいぐるみ風ボディーで身じろぎするが、ダメージが抜けきらずにいるようだ。

 ──── やられる?! ────

 その場の全員が覚悟したその時、薫の動きが軋んだように停止した。
 表情は苦悶に歪み、弓につがえた矢を落とす。そしてその場にしゃがみ込み、ぶるぶる体を震わせた。
 なんだ? どうした? 何が起こった?
 皆が動けず見守る先で、薫は右手をスカートの中に潜らせて。
「人の魔力を ──── !!」
 絶叫と共にアゾット剣を引き抜き、高く振りかざし。
「 ──── 勝手に使うなぁぁぁあああ!!!」
 自分の胸に突き刺した。そして、
「läßt(レースト)!」
 神秘・友愛・聖別を象徴するロードライト・ガーネットの魔力光が炸裂し、薫は吹き飛び渡り廊下の屋根から落ちた。
「なっ?!」
 小狼・さくら・ケルベロス。知世にメイリン。見ていた者があっけに取られ凍り付く。
 落ちた彼女は動かない。すると彼女の体から、水色の光が分離し小さな少女の姿を形取る。クロウカードの精霊だ。
「さくら、今や!!」
「うん! 汝のあるべき姿に戻れ。クロウ・カード!!!」
 封印の杖を振り下ろす。澄んだ鈴の音のような高周波が空気を震わせ、打たれた空間に光の波紋が描かれる。
 クロウカードの精霊が吸い込まれるように形を崩し、杖の先にカードとなって結実する。
「よっしゃ! クロウカード、封印成功や!」
 やったでー、とケルベロスが元気に跳ねた。他のみんなはホッと大きく息を吐く。
 さくらが構えた杖の先で、カードがクルクルと回転し、ゆっくりと停止した。手にとろうとしたのだが、クロウカードはさくらの手をすり抜けた。
「あれっ?!」
 ひょいひょいと捕まえようとしたのだが、カードはひらひら身をかわす。そして滑るように飛んでいき、倒れたままの言峰薫の前に舞い降りた。
「しまった」
 李小狼が駆け寄るが間に合わず、クロウカード『THE ARROW』を言峰薫が手にとった。

「どうもお世話になりました。言峰薫と申します」
 口元が引き攣り、今にも倒れそうによろけながら言峰薫は笑顔を見せた。……死にそうである。
「あの、大丈夫、ですか?」
「ええ、なんとか。正直、ここで倒れて爆睡したいですが。アハハハハ」
 さくらの問いに、薫は頬をヒクヒクさせた笑顔で答えます。怖いので、さくらは一歩下がります。
 すると彼女はこちらを見渡し、小狼に視線を合わせた。
「貴方がリー・シャオラン? 私は日本の霊地、冬木の管理者(セカンドオーナー)遠坂門下の魔術師で、言峰薫と申します。時計塔、魔術協会からの依頼でクロウカードの調査に参りました。先日、香港の李家には父から連絡がいったはずなのですが、ご存知でしょうか」
 丁寧な物言いに、シャオランはポカンとした顔になる。メイリンに「ちょっとシャラン」と突っつかれて我に返った。
「は、はい。俺が、いや僕が李小狼です。貴方のことは香港の李家から連絡がありました」
 照れてる。ププッと笑う苺鈴に、小狼は「黙ってろ」と小声で叱る。
「あっはっは。お手を煩わせたようで申し訳ありません。李家の方と接触し、クロウカードのこととこの街での対処についてお聞きするだけのつもりだったのですが、魔力を感じてここまで来たら、いきなり『矢(アロー)』に射貫かれまして、意識が飛んでしまいました」
 面目ない。と頭を下げる言峰薫を、小狼は無事に済んでなによりと慰める。
「ところで」
 薫は右手に持ったカードをかざした。
「これがクロウカードですか?」
 アール・ヌーヴォー調に女性と自然と曲線を多用して描かれた女の子が、弓を持った姿で描かれている。
 クロウカード『THE ARROW』は、言峰薫の手の中にあった。

次の話へ
中編へのプチ予告
『THE ARROW』のカードはさくらでもなく小狼でもなく言峰薫の手に落ちた。しかし彼女にカードを所持する意志はなく、交渉を持ちかける。
 そこに続けて『THE WAVE』のカードが出現する。気力と魔力が尽きた薫は降霊魔術で言峰綺礼のゴースト(情報体)を降ろそうと試みるが、ロードライト・ガーネットと神酒の神気の影響で降霊術は大失敗。思わぬ霊が降りてきて???
 物語はコメディー方向に加速する(たぶん)
 中編に続く。
2010.4/30th
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