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黄金のプチねた#94リン〇リン〇

「なによこれ?!」
 凛がもらった包みを解くと中から木像が現れた。
 それはインドなどで広く祀られる神様の像であり、類似品は日本にもあったりする在る意味ありふれたシンボル像。

 シヴァ・リンガ。男根を神聖視・神聖化した偶像である。

「おじさまからの課題です。私たちもそろそろ「男性原理・女性原理」を意識しろとのことだそうです。私たちは女性なので、陰陽を補うために男性原理の理解を深めろとかなんとか。……ハァ」
 そう言い薫は嫌そうに気を吐いた。
「綺礼のヤツ、もっと気の利いた課題をくれればいいのに。はぁ」
「私が言うのも何ですが、こんなの部屋に飾るとか嫌ですよ」

 朝起きる。すると枕元には元気にソリ勃つ男のシンボル。
 どう考えてもセクハラである。

 二人そろってげっそりしてみる。おじさまサイテー。綺礼サイアク。言いたい放題言っておく。
「ハァ、しょうがないですね。でも男性原理を把握するのは重要です。確か銃やミサイル、弓矢なんかは「男性系概念」なので、性魔術を応用すると弾を引き寄せたり反らせたり出来るはずです」
「薫、あんた変な応用を知ってるのね」
「という訳で何とかしましょう」
 薫は木像のシヴァ・リンガを手にとって、上下に揺らして歌い出す。
「りんが・りんがー、りんが・りんがー♪」
「あんたはリ〇ダに謝れぇぇええ!!!」


あとがき
 やって蹴られたことがあります(真似をしてはいけません)
2010.1/14th
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