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黄金のプチねた#72それは正義か?

 衛宮の家に、藤村大河が言峰薫を連れてきた。正しく言うと、薫が大河に声を掛け、一緒にやってきたらしい。
 どういうことかと士郎は悩む。
 冬木教会には近づくな。言峰綺礼には関わるな。どうしてもという時には言峰薫に相談しろ。切嗣との約束である。
 だがしかし、高等部を卒業するまでは不干渉ということになっている。
「今日は士郎君にお話があってきました。藤村さん。あれを」
 いわれて大河が取り出したのは制服のセーラー服。正直、意味が分からない。
「こほん。実はですね。切嗣さんより士郎君は「正義の味方」に関心があると聞きまして、私なりに色々と調べてみたのです。そして気が付いたことがあります」
 セーラー服を受け取って、それを突き出す言峰薫。
「ときに士郎君、「可愛いは正義」という言葉を聞いたことはありますか?」
 なんだそれは。
「そしてですね、「可愛いのはセーラー服」なのだそうです」
 いや、そうなのか?
「そしてです、「衛宮士郎は正義の味方」そうですね?」
 まあ、それを目指してはいるけれど。
「つまり!「可愛いは正義・セーラー服は可愛い・衛宮士郎は正義の味方」よって!!「衛宮士郎はセーラー服の味方である」と結論なのです!!!」
 ……なんでさ?!
「さあ士郎君、正義の味方になるためにセーラー服を着るのです。そして藤村さん。あれをお願いします」
「まかせといて薫ちゃん! 揉むぜー、士郎。お姉ちゃんは、超・揉むぜー」
 何をだ。落ち着け藤ねえ。それから言峰、お前、俺のこと嫌いなのか?
「やかましい! 人の気も知らんと平和な顔しやがって、あなたも揉まれてしまえばいいんだ!」
 すまん。つまり藤ねえが悪いんだな。よく判った。
「え? どうしたの士郎。なになに本当に着てみる? お姉ちゃんのお下がりよ」
「誰が着るかぁぁああ!!!」


あとがき
 この理論(などというもんでもないですが)を思いついたとき、もう管理人(私)はダメかもしれないと、いや、頑張ります。
2009.5.15th

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