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黄金のプチねた#60窓際

「はぁ」
 光差し込む午後の教室、その窓際で少女が一人小さくため息なんかを付いている。
 服を脱ぎ、何も付けない少女の体は緩やかな曲線を描きあげ、女性としての特徴をこれから強めていくのだろう。
 少女はそっと胸に手を当てた。
 そして後ろに手を回し、留め具を止めてモジモジと当たりを調節する。

 —— 畜生! 便利なんだよ!! スポーツ〇ラ!!! ——

 跳んだり跳ねたり、走ってみると、微妙に「揺れる」今日この頃。己の胸が「ぷるるん・ぷるるん」と振動するこの恐怖、貴様に判ってたまるものか!!!
 目尻にちょっと涙を浮かべ、少女は体操着に着替えたのでした。

 その後方で、別の少女が「うふふ、今に見てなさい。すぐに追い付き、そして逆転してみせる。うふふ」などと呟いていたとかいないとか。


あとがき
「少女」の正体は誰も知らない。そういうことにしておきます。
2009.1.19th

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