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黄金のプチねた#59免許皆伝

 冬木大橋を見上げる海浜公園の片隅で、二人の少女が向かい合う。
 間桐桜と言峰薫。
 その視線を交差させ、桜と薫はそれぞれ呼吸を整える。
「いきますよ、桜ちゃん」
 小さくも力強い薫の声に、桜も「はい」と小さく、しかしはっきり答えて頷いた。

 —— 言峰流・変化魔術・奥義! ——
 —— 間桐流・変化魔術・絶技! ——

「「おもちほっぺ、びよーーん」」

 二人のほっぺがつままれて、左右に1メートルほど伸びました。
「うみゅ。桜ひゃん、もう君に教えるこひょは何もないれふ」
「はひ。薫ひゃん、ありがひょうごひゃいまひた」
 ほっぺた伸ばされ星人と化した二人はお互いを称え合う!
「あほかぁぁぁあああーーー!!!」
 すぱーん。すぱーん。
 スリッパを握りしめる乱入者、それは魔術師・遠坂凛。
「「痛いじゃないれふか」」
「伸ばすの止めなさい! あんた達!! もっと真面目にやりなさい!!!」
「「えーっ」」
「えー、じゃない! 魔術師は研究者であり探求者!! 芸術家であり哲学者なの!!!」
「そうなんですか? 薫さん???」
「そうとも言います」
「お前かーっ?! 薫あんたいい加減にしないと薬漬けにして風呂桶に沈めるわよ!!!」
「凛、それは麻薬漬けにして死体はバスタブで強酸使って溶かして流すという意味になるのですが」
「ええっ?! ……遠坂ってそうなんですか?!」
「そんな訳ないでしょぉぉぉおおお!!!」
 くわー、と気勢を上げる女の子。
 桜と薫は「きゃー」と叫んで逃げ出した。


あとがき
 仕事や勉強にこそ「遊び・楽しみ」が必要です(おい)
2009.1.19th

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