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黄金のプチねた#19ひとつまみ

 じーっ。
「何?」
 自分を見る薫の視線に、凛はくるっと振り向いた。
 ここは学校の教室で、座る席は一番後ろの薫です。月曜は必ず休み、時々仕事で授業に出ない言峰薫は「不良の特等席」などとも言われる窓際の一番後ろの席に座っている。
 そのフォローのため、という訳ではないが凛も近い席にいた。今日もノートを見せてあげ、宿題などを告げておく。
 じーっ。
 薫の視線が凛の体を追い掛ける。むむっと凛は自己チェック。

 服装、良し。
 髪型、良し。
 ゴミとか付いてる? なし。
 ふっ、遠坂凛に隙はない!

 そんな凛に薫はススッと手を伸ばし、そして……。

 ーー むにゅっ ーー

「太った?」
 つまんだ。

「!”#$%&’()0=〜|!”#$%&’()0=〜|!”#$%&’()0=〜| !!! !!! !・!・!・!」

 あくまが(自主規制)あくまが(自主規制)!
 あくまが(自主規制)あくまが(自主規制)!! 
 あくまが(自主規制)あくまが(自主規制)あくまが(自主規制)!!!

 薫は次の日、学校を休んだ。


あとがき
 色々と申し訳ない(いや、本当に)
2008.2.29th

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