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黄金のプチねた#08ミルクティー

 遠坂邸での魔術修行が終わり、薫が教会に帰ってきた。時は夜。涼しくなってきたこの頃です。
 王様と神父に帰宅のごあいさつ。つづいて薫はキッチンでミルクティーを用意して、二人のいる歓談室に顔を出す。二人はワインを飲んでいたので用意したのは自分の分だけですが。
 ブラウンシュガーを二杯入れたミルクティー。甘くて素敵な味がする。
 ホッと一息ついて、そこはかとなく緩んでいた薫だが、気が付くとギルガメッシュと綺礼がこちらを見やってニヤニヤしていた。
「ええと、どうかしましたか? あ、ミルクティー用意しましょうか?」
「ハハハ、酒(ワイン)がある故、茶は入らぬ。いやなに、そのように甘い物をよくも美味そうに飲むと思ってな」
「まったくだな、酒も茶も珈琲も甘い物はどうも苦手だ」
「いや、おじさまの嗜好(思考)で味覚を語って欲しくありませぬ」
 薫の冷たい言葉に、しかし綺礼はクククと嗤う。
「まぁ、お前が甘い物を嗜好するのも頷ける。何せ女の子だからな」
 マテ。
「ハハハハハ。そうであるな。我が従者は小娘であるから甘い物が大好きであるのは道理であった。おっと我(オレ)としたことがうっかりであったぞ! ハハハハハ」
「いえ私は「前から」甘党だっただけですよ? 聞いてます?」
「ククク、むふ。やはり女の子には甘い物か。くっ。スイーツについて調べる必要があるのだろうか? いやはや女の子とは難しいモノだ」
「いや、おじさま。何を調べる気ですかあなた」
「ハハハハハ。綺礼よ、貴様もコレの親なら辛いモノだけでなく、甘いモノも極めてみるがいい! それが男というモノだ!!!」
「えーと、つまり二人とも酔っている。そーゆーことでしょうか?」
「馬鹿者! この我(オレ)を酔わせたければこの三倍でも足りぬわ! せめて貴様の林檎酒を献上せよ!!」
「私は多少酔っているかもしれないな。この頃酒が旨くて仕方がない。くっくっく。薫、お前に感謝だ」
「あっはっは。素直に喜べないのはどーしてでしょーね。おじさま?」
「薫、それは心が歪んでいるからに違いないぞ。聖書を読め」
「どのツラ下げて言いやがるかこの男はぁぁぁあああ!!!」
「ハハハハハ。お前達、やはり我(オレ)を笑い殺す気であろう?! ハハハハハハハハハ」
 テーブルの上の甘いミルクティー。騒がしい住人達の喧噪を受けてコトコト揺れた。


あとがき
 薫は甘いモノ好きと言うことで、でも辛いのも大丈夫。
 凛は家族的な雰囲気で食事できる機会が、言峰さん家と一緒に行く泰山だけ? なので、辛い中華が好きになる。という脳内設定です。
2008.2/11th

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