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黄金のプチねた#06 ひげ
新都のショッピングモールに、凛と薫の姿があった。二人がいるのは化粧品や小物が並ぶアイテムショップ、なぜか嫌がる薫の手を引き、凛が店に連れてきた。
凛がヘアバンドやリボンが物色し、いくつかのめぼしい物を手にした頃に薫が動き、一つの小物を手に取った。じっと見つめたその後に、薫は一言呟いた。
「……良いヒゲだ」
真面目な顔して手にした物は、変装用(?)の付けヒゲだった。
「何やっとるかぁぁああーっ!!!」
すぱーん。
「凛、そのスリッパはどこから出したのですか?」
「薫と付き合っているとスリッパを持たずにはいられないわ」
「なにぃっ?! それはこっちのセリフですよ凛!!!」
……お客様。店員さんに睨まれました。
「あっすみません。私はこの髪留めを」
「じゃあ私はこのヒゲを」
「買うなぁぁああっ!!!」
すぱーん。
「いーじゃないですか! ヒゲが恋しい年頃なのです!!」
「どんな年頃よ! 綺礼の顎でヒゲをじょりじょりさせてもらえばいいでしょう?!」
「凛、それは私に死ねと言うのかっ?!」
「ならやらなければいいじゃない?!」
「でもこのヒゲは欲しいのです」
「だからなぜ?!」
「くっ、凛には判らないのです! ヒゲが恋しい私の気持ちなどっ!!」
「……ひょっとして、本当のお父さんはヒゲの長い人だったとか?」
「いえ、全然」
めきっ! 凛の拳が握り込まれて攻撃力に+4 これは大きな修正です!
「……話があるの、ちょっとトイレまで行きましょう。薫」
「えーと、なんで笑っているのですか凛、怖い顔ですよ、それ、ちょっと痛い痛い、肩が痛いです握るの強いです。痛い痛い」
少しの間、トイレには何故か辿り着けないという怪現象が発生し、スタッフが首をひねるのでした。
あとがき
プチねたはこれくらいでもいいと考えます。さすがに本編に絡めようがありませぬ。それ以前に意味もないですがw
2008.2/4th
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