・創作裏話:以下のようなことに留意して小説などを書いております。
漢字は入力しながら辞書ソフトで意味を調べること多数。例えば「停車」と「駐車」の違いなどもチェックしながら入力していく。
それでも誤字脱字などは残る。数回は読み返すがそれでも残り、何度もいじけます。自分で書いた文章なので、勝手に脳内修正するようです(泣)
本文を入力する前に「お話」は完成させておく。しかしこの段階で満足し、白けてしまう場合もあるので注意が必要かもです。もっとも、文章化すると大概は化けるので楽しいですが。
また、書いていくとキャラが場面の空気を読んで独自に動き出すので楽しいです。でもアイデアからずれていくことも多いです。その場合、大筋は変えませんがネタを変えたりします。ルビーちゃんはこれが凄く、嫌いになりそうでした(苦笑)
「お話」を重視する。キャラも世界も設定も「お話」にかみ合わないなら潰す。
キャラの個性を把握(あるいは決定)しておかないと行動や喋りが偽物臭くなる。背景設定に気を使わないと細部の描写が薄っぺらになり、作品世界全部が嘘臭くなる。
キャラ設定や能力設定ばかりを充実させると話がダメになりやすい。あくまでキャラや設定は「お話」のために作られるものだと注意する。
小説の面白さは究極的には「お話」によって決まると考える。キャラ性能で小説の価値は決まらない。
「お話」とかみ合わないキャラはむしろ小説の価値を大暴落させるので注意する。
また、全てのキャラに物語が発生していることに留意しないと、主人公一人が浮くので注意する。
説明などに手が抜けるのが二次創作の良いところであり、楽なところではありますが、ほどほどにしましょうね。
私はどちらかというと「細かいところも書きたい派」です。原作知らない人にも呼んで欲しい。
(逆に手抜き(簡素化)を工夫しているのが「プチねた」だったりしますが、あれは謂わば三次創作なワケでして)
それと原作あっての二次創作。オリジナルには敬意を持ってもバチは当たらんですよ?
……これらはあくまで個人的な考えであると明記しておきますので、思うところがあっても心の中にしまってくださいませ。このページは自主規制ページです。
また、文章の書き方については久美沙織、ディーンRクーンツ(共に敬称略)の小説指南本を大いに参考にしています。
さらにおまけ:サンプルの没ネタ
「王様の従者誘拐事件(仮)」
授業が終わった薫と凛の前に二人の男が現れて、会社から薫を迎えに来たと言う。二人に見覚えの無かった薫が社員証の提示を求めると襲いかかって来る。殴りつけられ、思わず魔術刻印を起動した凛を薫が静止。その隙に薫は薬をかがされ意識を失う。凛ははり倒され薫は誘拐される。教会に電話。
凛が教会に到着すると、綺礼は電話を切るところ。ごめんと謝る凛を綺礼は嘲笑し「薫の身柄確保を依頼した。後は待っていればいい」と言う。
衛宮邸で切嗣が電話の受話器を戻す。誰からだったと問う士郎に「正義の味方の出番みたいだ」と答え、藤村雷画にバイクを借りに行く。事情を聞いた雷画は「いいぜぇ、持っていきな」と凶暴な笑みを浮かべる。
衛宮切嗣が追跡開始。
港近くの倉庫街に犯人が隠れている。身代金狙いのチンピラ。人数増えてる。幼女趣味がいて薫に手を伸ばそうとしたところに切嗣登場。
「なんだよオッサン」とエラぶる馬鹿に切嗣は発砲。銃刀法を完全無視。使用銃器はグロック拳銃を想定。
殺さないまでも次々に人を撃っていく切嗣に犯人達はパニックになる。それがかえって邪魔となり、主犯格の二人が薫を車に乗せて逃亡。残りのチンピラを制圧後、追跡続行。
街を抜け郊外の森まで追い掛け、切嗣はコンテンダー・ピストルで車両下部を撃ち抜く。
犯人は、まだ寝ている薫にナイフを押し当てる。動けなくなった切嗣を犯人は笑う。
切嗣、魔術回路を起動。風の魔術で犯人を呪縛。なんだよこれ?! と混乱する犯人はぶちのめされて意識を失う。
薫が気が付くとそこは教会居住棟の自室。あれ? と首を傾げる薫。寝ぼけているところを凛に怒られる。
夜の衛宮邸。臨時ボーナスと称してステーキ肉を使ったバーベキュー。肉は藤村組にもお裾分け。切嗣が士郎と大河に自慢する。
おわり
(本文執筆前に、このようなプロットを書いてます。オリジナル要素をだす場合は別にメモ書きしておきます)
・衛宮切嗣をスタイリッシュに活躍させる。チェイス&ガンアクション? がテーマ。
冷静に考えて、誘拐犯が破滅するのが分かり切っているので没。どうせなら全員が活躍するような話で、魔術っぽいのに変えよう。となりました。これはこれで面白いと自分では思うんですけどね。あはは。